静岡スチールでは比較的大きなトンネルの建設に用いられるコンクリートセグメントの鉄筋を加工・溶接しています。
近年のこういったトンネル建設は、巨大なドリルで穴を開け、
そこに扇形のコンクリート(コンクリートセグメント)を設置してリングにし、
リングを重ね続けてトンネルの形にするという「シールド工法」が用いられます。
シールド工事はあらゆる荷重に対して設計が可能であるため、上下水道、共同溝をはじめ、
地下鉄、地下道、地下河川などこれからの都市再開発に欠かせない工法です。
静岡スチールではこの工法に必要不可欠なコンクリートセグメントの中身である鉄筋を加工・溶接しています。
(図・コンクリートを打つ前の鉄筋カゴ)
枕木とは電車や新幹線のレールを支えるために用いられる土台のことです。
昔は木製の枕木が多用されていましたが、近年では資源の枯渇や耐久性の観点から
コンクリート製、特にPC(プレストレストコンクリート)製の物が最も多く使用されています。
PCコンクリートとは、コンクリートにあらかじめ圧縮する力を加えたもので、
引っ張る力に弱いコンクリートの弱点を補い、ひび割れを防止することができます。
現在新幹線やその他路線ではPC枕木への交換が順次行われており、
静岡スチールではPC枕木の鉄筋加工・溶接・組み立てを行っています。
(図・コンクリート製の枕木)